突然ですがあなたの貯金額を教えていただけますか?
決してやましい気持ちで聞いているわけではないんです。
単純にあなたの持っているお金の量に興味があるんです!
・・・余計怪しくなりましたね。
でもこれは冗談ではなくてあなたの将来を左右する大切な質問なのです。
「私は欲しいものも我慢してコツコツお金を貯めてるわ。だから大丈夫よ。」
頭の中に通帳の残高を想像してこう思った方もいるかもしれませんね。
しかし今回の記事を読んだ後、果たして同じことを思うことが出来るでしょうか?
私も最近までずっとお金をためることは正しいことだと思っていました。
でも今は全く正反対のことを思っています。
ではなぜ頑なだった私の貯金信仰が揺らいでしまったのでしょうか?
【日本人は貯蓄好き】
日本銀行調査統計局が2020年8月21日に発表した【家計の金融資産構成(日米欧比較)】によると、
日本は金融資産全体の54.2%が現金・預金だそうです。
それに対して米国は13.7%、欧州は34.9%。
各国と比べてみても日本人の貯蓄好きは間違いなさそうですね。
ですから将来のためにお金を貯蓄することを美徳と感じている方も多いと思います。
節約することは善、お金を使うことは悪。
しかし実はお金の使い方にも善悪があるんですよ!
【2種類のお金の使い方】
もしあなたがビジネスで成功しようと思っているのなら正しいお金の使い方を覚えなくてはいけません。
お金の貯め方ではなく使い方です。
まず最初に覚えておいて欲しいことはお金を貯めること、使うことにそれぞれ善悪があるということです。
決してお金を貯めることが善、使うことが悪ではありません。
お金の使い方には2種類あります。
刹那的な快楽を得るための浪費。
将来的にお金を生み出してくれる可能性のある投資。
この2つについて具体例を挙げて説明していきます。
【浪費と投資】
とある休日の夕暮れ時。
あなたは所用を終え商店街の中を帰路についています。
するとどこからともなくパンを焼く甘い香りが。
そんなにお腹が空いているわけでもないけれど甘いものは別腹。
しかし貯蓄を美徳としているあなたは強い意志で我慢。
「家に帰って夕食を食べれば良いか。」
その結果、特に必要では無いものにお金を使うこと、つまり浪費を防ぐことに成功しました。
また別の休日。
書店に行くとあなたが目指している成功者のビジネス書が発売されていました。
値段を見てみると2000円。
「結構高いな・・・1年後には古本屋で200円ぐらいで買えるかな?」
貯蓄を美徳としているあなたはまたまた強い意志で我慢。
まさに貯蓄家の鑑(かがみ)のような人ですね。
1800円もの支出を抑えることに成功しました。
しかし残念ながらこのようなお金の使い方をしている人はビジネスで成功することは難しいでしょう。
なぜならこちらの我慢は将来的にお金を作り出す可能性がある、つまり投資に当たります。
その絶好の機会を潰すことになってしまったからです。
中でも本はとてもコスパの良い投資先です。
もしあなたがその本を購入していたら、その成功者が何年にも渡って培ってきたビジネスに関する考え方、心構え、成功や失敗の体験談などを知ることが出来たのです。
仮に1年後にその本を安く購入出来たとしても情報は鮮度が命です。
1年後にその情報の価値が下がっていては意味がありません。
あなたは良質な情報を得る機会を放棄したことになってしまいます。
【時間や情報にはお金を惜しまない】
人には寿命があります。
個人によって差はありますが何事もなく人生を全う出来れば80年は生きられるでしょう。
しかし200年生きることは出来ません。
わたしたちに与えられた時間は有限なのです。
しかし有用なものや無駄を省くことにお金を使うことによって時間を作り出すことは出来ます。
繰り返しになりますが、【浪費と投資】に出てきたような本にお金を使うことによって、他人の人生を疑似体験することが出来ます。
本を通して著者の成功・失敗体験を知る。
その体験を知ることで、あなたも同じ方法で成功出来るかもしれないし、同じ失敗を避けることが出来るかもしれませんよね?
自力でその体験をするための状況を作り上げるには何年もかかります。
場合によっては何十年もかかるかもしれません。
しかし本があれば今すぐにでも同じ体験をすることが可能なのです。
時間と情報を得るという意味で本は非常にコスパの良い投資先となります。
お金を惜しまずに注ぐことをオススメします。
【2種類のお金の貯め方】
お金はとても大切なもの。
どんなに綺麗事を並べても生きて行くためには最低限のお金は必要だし、お金さえあれば大抵の悩みも解決出来ます。
ですから会社でコツコツ働いて貯めたお金を手元に置いておくことによって、安心感や自信を得ることも出来るかもしれません。
しかしその安心感や自信は本物といえるのでしょうか?
わたしはそうは思いません。
それはあなたがそう思い込んでいるだけの仮初め(かりそめ)のものに過ぎません。
ではもしあなたが自身の力で0から1を作り出し、それを売りお金を得る能力を身に着けたとしたらどうでしょうか?
例え会社をクビになって貯蓄が0になっても、あなたのお金を作り出す能力は手元に残っています。
何が起きてもそれを奪われることはありません。
これこそが本当の意味での安心感や自信を持つことと言えるのではないでしょうか?
専門書を買う、資格を取る、留学する、ビジネスのセミナーを受ける。
特定の目的を持ちお金を蓄えることは良いことだと思います。
しかし何の目的も持たずに小金を手にしてしまうと無駄な安心感や自信を持ってしまい、成長する機会を奪うことになってしまいます。
あなたがお金を貯める理由はなんですか?
一度良く考えてみましょう。
【まとめ】
お金は使った時にはじめて価値を発揮する道具です。
目的もなく手元に置いておくだけではただの紙切れになってしまいます。
そしてお金の正しい使い方を学ぶためには実際にお金を使うしかありません。
ですから貯蓄好きの日本人には正しいお金の使い方が出来ない方が多いのです。
これからは毎回何かを購入する前に「これは浪費に当たるものか?投資に当たるものか?」ということを自身に問いかけてみて下さい。
そうすることで投資に使うお金を増やし、浪費に使うお金の額を減らすことが出来ます。
投資に使うお金を増やすことは、あなたがビジネスで成功する可能性を上げることになります。
正しいお金の使い方を身に着けていきましょう!
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